お役立ち情報　法人税　外注費と給与の違い

Ⅰ　給与

　　　「給与」とは、雇用契約等に基づいて支払われるもので、課税仕入に該当しませ
　　　ん。

Ⅱ　外注費

　　　「外注費」とは、請負契約等に基づいて支払われるもので、課税仕入に該当しま
　　　す。

Ⅲ　外注費の判断基準

　　①　外注先は、自ら請負金額等を計算し、請求書を発行している。

　　②　外注先は、発注者から作業時間が指定され、時間を単位として報酬の計算がさ
　　　　れるなど、時間の拘束がされていない。

　　③　役務の提供等に当たり発注者の指揮監督を受けるかどうか。

　　　　　外注先は、自己の責任と裁量に基づいて業務を行っている。

　　④　役務の提供に係る材料又は用具等を供与されているかどうか。

　　　　　外注先は、業務に係る材料又は、用具を自分で用意している。

　　⑤　外注先は、確定申告で事業所得又は雑所得として申告している。

　　　上記Ⅲの内容を総合的に判断して外注費か給与を判断します。

　　　上記Ⅲの内容が殆ど該当しなければ「給与」であり、概ね該当すれば「外
　　　注費」になります。